タマリナァップデート

タマシロリナ、略してタマリナ。タマリナのアップデートな日々へようこそ

演劇によるまちづくりは、琉球王朝時代に実現されていた!?

 

チャーミー近づいてきましたね。

各地でイベントが延期になって、大変そう。

いつか、台風を予測できて、台風を楽しむ的なイベントあるといいですね。

 

海にとっては、台風は海のお掃除役と聞いたことがあります。

ま、まえおきは、これまでとします。

 

 

 

 

9月13日、Instgramにこんな投稿をしました。

 

https://www.instagram.com/p/BnqFEjdAeyY/

またまた良き古本と出会いました!..那覇市若狭にあるちはや書房にて発見!👀演劇三昧、今日は本から!ウチナー芝居について全然わからなかったけど、先人の苦労は今にも生きる!と、本に向かって深く感動!こーーーんな歴史あったんだなぁ!素敵な本と巡りあいました。りーーなーーー!の古書店巡り記事書くので、少々おまち!つづく#沖縄 #古書店巡り#最近#古書店巡りが趣味になりました#古本 #古本屋に行こう #古本屋の魅力#乙姫劇団#オキナワ

 

 

(笑)

 

うちなー芝居については、無知なことばかりですが

今の沖縄にはない劇団について知りたいと思い、

読み始めました。

 

本を開くと、まず乙姫劇団が公演した劇場と町が記された沖縄の地図から始まります。

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まず、最初っから驚きです!

沖縄にこんなに劇場があったのか!と。

 

今思い出す限り、

沖縄国立劇場、テンブス、わが町の小劇場、沖縄市民劇場あしびなー

(私が行ったことがあるところしか思い出せない・・・)

 

正確には、これに

パレット市民劇場、うるま市公共文化ホール、沖縄コンベンションセンター・劇場塔、

ひめゆりピースホール、などなど

正確に調べてまた、投稿します!(汗) 

 

 

 

演劇をできる場所はこんなにたくさんあるのかと、初めて考えさせられました。

去年、東京みた野外演劇が忘れられず、野外ですることばかりを考えていましたが、

沖縄にある劇場の数について知ろうともしなかったと反省。

 

そんな1ページから驚かされたこの「乙姫劇団奮闘記」には、

女性だけで劇団をまとめる苦労、テレビ局の登場により演劇離れがすすむ中に演劇を続けるための資金集めや、演劇を続けるがゆえ家族との時間がとれない日々。

しかし、そんな中でも芸能を愛し磨き続けた先人の知恵がたくさん詰まっています。

 

うちなー芝居について興味を持てませんでしたが、

こんな歴史を知ると観に行きたくなってきました。

そんなことを思いながら、先ほどの本についてのINSTGRAMを投稿♩

すると、すぐにINSTGRAMにメッセージが届きました。

 

芸大で琉球芸能を習っている大学2年生のリリカさんでした。

リリカさんもこの本を読んだことがあり、それに加え、

最近、乙姫劇団で最後まで活躍していた上間初江さんの娘さんと

知り合いで、早速、ふたりでインタビューをしに行こうと決まりました。

 

 

インタビュー当日

凛とした立ち方の女性が立っていました。

名前は、真喜志きさ子さん。

優しい笑顔で接してくださりました。

ランチを食べながらいろんな話を聞きました。

ランチをしながら、自己紹介と演劇に携わる様になったきっかけなどを話しました。

 

そして、今回の一番の衝撃的な発見!

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お昼ご飯を食べた後に向かった先が、この「辻町創建350年」の鎮魂イベント。

辻町!?

 

幕には、

「義理・人情・報恩に生きた辻町の女性」、

「じゅりに感謝」と書いてあります。

 

350年も続く町が沖縄にあったことも驚きと、女性と芸能だけで創られた町が存在していたのかと、とても夢の話の様な話にワクワクしました。

 

しかし、幕の後ろにあった上の方に向かってみると

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こんなものがありました。

こちらの写真は、前の記事でのクイズにしていたものです。

 

真喜志さんによると、昔はこの口から、水が出ていた様です。

これは、当時の料亭那覇の入り口の龍。

 

辻町は、別名辻遊郭として、戦前まで栄えていました。

そこでは、歌や踊り、組踊でお客さんをもてなす「じゆり」と呼ばれる女性がいました。

貧しい家庭の女の子は、ここに売られ、毎日稽古をします。

たくさんの女性がここで芸を磨き、沖縄の芸能の発展に繋がりました。

 

今では、遊郭という言葉は消えていますが、遊郭の時代もあった事実も

伝えていきたいと、真喜志さんはおっしゃっていました。

 

そもそも、

辻の町自体がソープ街としてのイメージがあり、

芸能と結びつきにくくなっていることは、問題だなと少し思いました。

 

辻の町は、琉球王朝時代に国策として、開かれました。

辻の町は、遊郭というより、社交場であったと思われます。

 

イベントが終わり、真喜志さんの自宅兼乙姫琉歌の会の稽古場に行きました。

そこには、沖縄の演劇史からたくさんの本が並んでいました。

そんな中で一際目立つものが!

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真ん中にいる綺麗な女性が、真喜志さんです。

す・ご・い!!

 

それから、真喜志さんの生命力溢れる人生についてたくさんお伺いし、

アップルパイを食べて、帰宅しました。

 

帰宅した後は、1日が夢の中にいたかの様にふわふわしており

こんなインスタの投稿をして寝ました。(笑)

先日観た「いなくなる動物」に出演していたダンサーの方からのメッセージカードも

届いていたので、なおさらハッピーな1日でした。

 

 

https://www.instagram.com/p/BoJ4IDoDdZD/

知りたい!が広がってたくさんの思いにふれて自分がつくられていく。偶然のようで必然?! 感謝でいっぱいねよ!

 

 

真喜志さんの生命力溢れる波乱万丈な人生は、まだ書いていいかわからないので、

また、許可を得て、書きます!

まずは、まだ読んでいないこの本を読みます。

真喜志さんが書かれた本です。

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とりあえず、演劇によるまちづくりは、

琉球王朝時代からされていたということを知れたことと、

本に登場していた人物に直接会った経験は、とても大切な宝物の時間を過ごせて、

今をもっと大切に生き、たくさん沖縄の芸能について勉強したくなりました。

 

過去を知って、沖縄の心を再確認し、明るい未来を創ることはできるのだ!と

とても勇気が出ました。

 

現代演劇もいいけど、ウチナー芝居も見てみようかな。